◎アラサースカイ◎

フィリピン語学留学→カナダワーホリ→世界一周へ。ノマドの相方と旅をする等身大アラサー女子の海外生活日記。

苦行か。バス移動の戦いは続く。カリからサンアグスティンへ。

2017年12月10日(日) コロンビア、サン・アグスティン 1日目

カリからポパヤンを経由してサンアグスティンへ移動。

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今日は世界遺産のある「SanAgustin」とい町へ向かいます。

1年前まで日本の外務省の海外安全情報で「危険レベル2:不要不急の渡航はやめてください」が出ていて「危険レベル3」と隣り合わせの地域だったみたいです。(現在は危険レベル1まで下がっています。)

そしてカリからサンアグスティンへ行くにはポパヤンという街で乗り換えなければいけないらしい。でもそうすると合計の乗車時間だけでも8~9時間かかるのに、もしスムーズに乗りかえできなかったら夜になってしまうので不安。そこで直通で行けるやつがないか探してみた。

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するとトリップアドバイザーの口コミに直通で行けるダイレクトバスがあると書いてあった!!

5:00、6:15、8:00、9:15、11:30、15:00、17:00の運航便で8~9時間。「Cootrans Laboyana」という会社で料金はたぶん40000ペソ。1~2ヶ月前の2017年10月の情報なのでこれは期待できる。

私たちは早朝6:15のバスに乗ることにしました。

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5:30に宿でタクシーを呼んでもらって出発。

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バスターミナル(Terminal Cali)の2階でバス会社「Cootrans Laboyana」を見つけました。6:15ではなく6:30の便でした。1人45000ペソ。

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さらに上の3階へ進むと、5番乗り場がサンアグスティン行きの乗り場でした。

酔い止めを飲むため、待っている間にさっき買ったパンを食べる。

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これは油菓子のようななんとも言えない味。一口でごめんなさいしました。昔、近所のブラジルスーパーで買ったパンの味にそっくりだった。

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このギョーザみたいな形のパンはツナが入ってて美味しかった。相方は朝からバーガー。脂っこいものは苦手だけど、朝からハンバーガーは食べられるらしい。

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このミニバスで長旅にでます。

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私達の座席から急に段差がすごい。酔い止めの効果があったのか、気づいたら出発してすぐにぐっすり寝ていました。

悪夢が始まる

出発から3時間半が経過したころで目が覚める。相方から後ろのタイヤがパンクしてると聞かされる。確かにガクンガクンとバスの震動がすごい。そうこうしているうちに、中間地点のポパヤンに着きました。どうやら休憩時間のような雰囲気。

(なんだ。直通のバスでも結局ポパヤンに寄るんだ。)と思いながら、みんなが降りた最後にカバンを持って降りようとすると

ドライバーさん「また戻ってくるからカバンは置いてっていいよ。」

私「OK。大丈夫、大丈夫。持っていきたいから。」

ドライバーさん「大丈夫だよ。僕が見といてあげるから。」

。。。そんなこと言われたら余計不安だよ。

なかなか降りてこない私を気にして相方がバスに戻ってきた。

ドライバーさん「もういいから乗りな。」

(え!?休憩じゃないの?)

結局、私たちだけを乗せてまた車は走り出しました。

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着いたところは車の修理屋さんだった。

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あーでもないこーでもないとみんなで直している。まだだいぶ時間がかかりそうだったので、車から降りて外の空気を吸いながらウロチョロしていた。

ドライバーさん「お腹すいたの?」

私「ううん、トイレに行きたいの。」

ドライバーさんが隣のカフェのおばさんに話してくれてトイレが貸してもらえた。ありがとう。結局、パンクを直すのに1時間半もかかった!笑

パンクを直したあと、再びさっきのポパヤンのバスターミナル(Transport terminal Popayan S.A)へ戻ってきた。なぜかさっき止まった場所の裏側。

すぐにまた乗客が乗ってきたけど、ポパヤンにくる途中で乗ってきた1組の親子以外は全員違う人たちだった。

あのまま一旦バス降りてたら迷子になっていたかもしれないし、ごはんは食べられなかったけど、乗っててよかったことにしよう。

乗客を乗せて、再びサンアグスティンに向けて出発。なんとなく交換した右後ろのタイヤだけ新品なので空気圧のバランスがおかしい感じがした。笑

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気がついたらど田舎を走っていた。だんだんと標高が上がっているのか、車内がものすごく寒い!!窓の隙間からピューピュー風は吹いて、念のため持ってきたジャケットだけでは間に合わないくらい寒い。ただえさえ脚が寒いのに、生理1日目で足腰も冷えてかなり最悪。オマケに斜め前に座っていた小学生くらいの少年が窓をガンガンに開けている。やめてくれ〜泣。

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出発から5時間半後、2つ目のサービスエリアに到着。これをサービスエリアと呼んでいいのかわからないけど、とにかく休憩ができる。

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「バーニョ、バーニョ」(トイレ)と、みんな裏庭みたいな場所へ駆け込んで行ったので私も着いていった。

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なんだか色々すごい笑。でっかい鶏がいた。この右側にトイレがありました。手洗い場はおばちゃんの目の前。トイレットペーパーなかったから持っていきておいてよかった。

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奥には馬もいました。コロンビアはどこへ行っても動物がのびのび過ごしている。

みんな売店でパンやお菓子を買って食べている。1回目の休憩で食べ損ねたのでゆで玉子か何かを買おうとしたら、ドライバーさんが「もう行くよ〜!笑」と行ってエンジンを駆け出したので慌ててポテチだけ買った。

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この「De Todito4」というポテチが意外とハマった。すっぱムーチョより甘めのレモン味。そしてじゃがいもだけじゃなく、バナナやえびせんっぽいの、あとトウモロコシのチップと4種類も入ってた。2人で小さなポテチを食べて、お昼をしのぐ。笑

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 14:00、雨が降り出した。さらに寒くなる。前を見ると霧がかかっていてフロントガラスの視界が悪すぎる。

しばらくするとものすごいガタガタ道が始まった。マップを見ると、20号という国道的なのを通っているはずなのに岩だらけの悪路でジェットコースターのよう。

左右上下に揺れる揺れる。もうここはライブハウスか?ってくらいみんな頭ゆさゆさ。前の席のおばちゃんはビニール袋もらって吐き出す。私も何回も頭ぶつけるし、寒いし、震動すごい時間が長すぎてもう発狂しそうだった。笑

ようやくコンクリートの道へ戻り、マップ上で確認したら私たちの行きたいサンアグスティンという町はすぐそこだった。

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私「あれ?サンアグスティンの町に続く小道を通りすぎてるんだけど。」

目的地を通り過ぎてどんどん離れていく。。

相方「迷ってるんじゃないの?」

ドライバーさんが窓を開けて色んな人に声をかけている。すると急に道の途中で止まってここで降りろと言われる。(え〜ダウンタウンまでめっちゃ遠いのに。)

このまま乗ってても離れて行くだけだし仕方なく降りると、地元の乗合タクシーのようなジープと交渉していた。 

「これに乗り換えて。」

ジープのおじさんにいくら?と聞いて私達の運賃を払ってくれていた。

(やっぱ道間違えたのかな?時間がないのか?笑)

とりあえず地元の人達に混ざって、雨の中ジープの荷台に乗り込んだ。

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途中売店のおじさんも乗ってきた。箱の中からチップスを出して売り込みしてきた。

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15:40、シャトルバスで着くはずだった場所に着いた。

ジープのドライバーさんが「どこのホテル?みんな降りたから4000ペソでホテルまで行けるよ」と言ってくれたので迷わずお願いした。

雨だったし坂道だったし本当にありがたかった。

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ちなみに最後に乗ったタクシーがコチラ。

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15:45、カリから出発して9時間と15分後。ようやく次の宿に辿り着けました。

「Hostal BAMBU」。

チェックインを済ませると、なんと好きな部屋を選ばせてくれた。

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2人とも意見一致で、1番日が当たるここの部屋にした。2人でこの部屋を使いたい放題。なんとシーツの柄が漢字。日本でもみたことない。

サンアグスティンの町並み

サン・アグスティンの建物の色使いは他のコロンビアの町と比べるとシンプルで「田舎」という感じがした。

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白とミドリ

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 白と赤といった感じ。

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びっくりしたのは未だに馬車が観光向けではなく、生活の一部として活躍していること。レストランやホテルも少なくて、キューバまではいかないけど似たような匂いがしました。

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おなかがペコペコだったのでメキシカンレストランに入ってみた。
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マンゴー水。

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試しにARROZというものを頼んだら、濃いめのチャーハンのようなものが出てきた。2人とも味の濃さにギブアップ。

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帰りは村で一番大きいスーパーへ行ってみた。

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たまご30個で290円。安い。けどこんなにいらない。今日は水、おやつ、卵を買って帰りました。

疲れすぎて宿に戻ったらまだ19時だったけどそのまま記憶を失って寝てしまいました。

今日のまとめ

過去ベスト3に入るくらいしんどいバス移動だった。南米のバス移動の恐ろしさを知る。。これからもきっと更なる試練が続くと思うと気が重いです。笑

今日のお会計(2人分、チップ等含む)

  • 宿代  50000ペソ 1880円
  • タクシー(宿→バスターミナル)8300ペソ 310円
  • シャトルバス(カリ→サンアグスティン) 44000ペソ 1655円
  • 乗合タクシー (サンアグスティン→宿)4000ペソ 150円
  • ランチ 19000ペソ715円
  • スーパー買い出し 8880ペソ 335円
  • パン5個(明日の朝ごはん用) 1600ペソ 60円

合計5024円